2003.06.20 update
 FanFiction Novel 「オーディン風の吹くところ」: FINAL FANTASY XI


背筋をぞくぞくと這い昇って来るソレに、無意識のまま彼の胸を押す。
支えがなければ後ろにひっくり返ってしまいそうな程に、何かから逃げるように、身体が反り返る。
「あ、あ、あ、あ、あ」
痙攣が身体を支配する直前、彼の手がするりと逃げていった。
「ぃゃあああっ!」
堪え難い喪失感に悶え、悲鳴をあげる。あそこがひくひくと震え、刺激を求めているのが解る。
「やだあぁ、やめちゃやだあっ!」
涙がこぼれる自覚もないまま、叫ぶあたしの腰を、大きな手がつかんだ。
トラウザの前を開いてさらされる彼の雄の器官。熱く滾るペニスに恐怖を覚える余裕もなく、ぴたりとあてがわれて。
熱い熱い感覚が、入って来た。

「に"ゃああああああ!! いたっ、ぃ、いぃあああ!」
悲鳴を上げて吐き出してしまった息を吸う余裕もなく、ぱくぱくと喘ぐ。
引き裂かれそうな痛みに身体が硬直する。
「クソッ……だから、言っただろうが……」
呆れたような、溜息のような、そんなつぶやきが聞こえる。
離れようとする彼に、必死ですがりついた。
「やだ、やめちゃヤだ……」
「なに言ってやがる、痛いんだろ。無理すんな」
「ヤだぁ……」
苦痛と圧迫感に息を短く、荒く。
今、離れたら、二度とこっちを向いてくれない気がした。
身体を離そうとする仕種に、置いていかれるような淋しさを覚えて、必死で腕を回して抱きつく。
離れたくない。
「なんでだ……?」
「ジェネ……好き。離さないで」
「……しょうがねぇな」
言葉とは裏腹に、優しい声で彼は言った。
彼が動く。その荒さと激しさに翻弄されてあたしは何度か意識を飛ばしかけた。
そしてその度に苦痛が意識を引き戻す。
痛みと快感とがせめぎあい、朦朧としていく視界のなかで、溢れる涙を彼が優しく吸ってくれたのを覚えていた。


夜が開けても、相変わらず強い風が草原を駆け抜けていく。
「うう。痛い……」
「ったくしょうがねぇな。ほれ」
鈍く痛むあそこと萎えた腰でへたりこむあたしに、ひょいとしゃがんだ彼の背中。
驚きながらも素直に負ぶさる。
風車が回り、羊が草を食むのどかな風景の中、彼の背に揺られながら。
あたしは彼の背中に鼻をすりよせて、未だ見た事ない彼の故郷に思いを馳せた。





end


ティナ×ジェネはじめて編w
相変わらず痛そうなティナ。っつーか痛いよ、彼女Sサイズだし。
マゾっ気ありそうだからジェネがちゃんと開発してやれば問題なさそうなんですがねー。
ジェネも若僧だし、なにかと大変そうダ。こいつら。



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