2003.03.08 update
 FanFiction Novel 「いつかまた出逢う」: FINAL FANTASY XI



グランセスさんがあたしの膝をつかんで脚を開かせた。そして大きな身体を屈めるようにして乳首に口をつける。ちゅ、ちゅ、と音を立てて吸い、舌先でくすぐられて、ぴくぴくと震えてしまう。
レイヴンさんの両手がゆっくりとすべって大事なとこに届く。長い指が割れ目に潜り込み、柔らかく前後する。
「うっ、うにゃっ」
驚きに身体を引こうとしても、後ろにはぴったりとくっついたレイヴンさんの身体があって。
「ティナ、力ぬいて……」
「あっ……やぁっ……あっ」
耳に届く声と同じ、優しいその指先がうごめく度にあたしは声を漏らしてしまう。
ゆっくりとレイヴンさんが身体を倒して、壁にもたれた。あたしはレイヴンさんのお腹の上に仰向けにのっかる格好になる。脚は彼女の腰をまたいで大きく開かれていた。恥ずかしくて、泣きそうになるけど、二人はそんなことお構いなしで。
レイヴンさんの長い指が、ぽつんとした突起を弄る。快感が走り抜けて、ずでに溢れて滴る愛液がとろとろこぼれるのわかる。
「あっ、あっ、あっ」
「すごい濡れてるぞ、ティナ。レイヴンもな。ふたりのが混ざって床まで届いてる」
「うふふ、だって貴方が欲しいんだもの。ねぇ、ティナ?」
「えぇっ? あんっ、ああっ」
「あくっ……」
あたしの中にレイヴンさんの指が入ってくる。異様な感覚にあたしの身体がのけぞる。同時にレイヴンさんが息を吐いた。じゅぷじゅぷと音をたててグランセスさんの手が動く。グランセスさんの指が、レイヴンさんに入ってる……。
二つの濡れた音が、あたしたちの喘ぎ声と重なる。
「気持ちイイか、レイヴン?」
「いいっあっ、気持ちイイわ……ティナは?ティナは気持ちイイ?」
「うっ、あうんっ、わかんないっ、わかんないよぅ」
グランセスさんが指を抜いた。レイヴンさんはあたしの中をかき回している。指が出入りする度に、快感が背中を突き抜ける。
グランセスさんが、レイヴンさんの脚を抱える。あたしの脚も一緒に抱えられる。

「ああ……グランセス……」
レイヴンさんの熱い息が、耳にかかる。グランセスさんは、あたしを見てる。悪戯っぽく口の端を上げる笑いかたで。
身体の下で、レイヴンさんの身体がうねった。身体にまわされた腕に力がこもり、あたしの中をかきまわす指が深いところを突きあげる。
「はぁっ……っ……!」
「んああっ!ああああああっ!」
あたしは身体を仰け反らせて、襲ってくる痙攣と快感に身をゆだねる。絞り出した悲鳴と、レイヴンさんの吐く喘ぎ声が重なった。
「んっ! んあっ、んあっ、ああっ」
「ふあっ、ああ」
どこかへいってしまいそうな意識を繋ぎとめるために、あたしはグランセスさんの胸にすがりついた。その胸、いや身体がゆっくりとうねって、レイヴンさんを責めている。
「あんっ、ティナ、イったの?」
ずっ、ずっ、ずちゅ。濡れた音が響いている。
あたしの身体を後ろから抱いたまま、レイヴンさんの腰が揺れている。グランセスさんの腰がレイヴンさんに打ち付けられる度にあたしのあそこも擦られる。
繋がってる二人の間に挟まれて、イってしまった。
なんだかもう信じられない状況に、答える力もないまま、あたしはくったりとレイヴンさんの身体に身体を預けた。初めての強烈な快感に、あたまがパニックを起こしたまんまだ。なんにも考えられない。
「は……あん」
レイヴンさんがいかにも残念そうに喘いで、息を吐いた。グランセスさんがあたしの顔を覗き込み、ニヤリと笑う。レイヴンさんの両手があたしの上半身を強く強く抱き締めた。
あたしとレイヴンさんの脚を抱えて、のしかかるように身体をかぶせてくる。ちらりと目に触れたのは濡れて赤黒く勃つグロテスクな器官。
ひっと息を飲むと、グランセスさんがあたしの額にキスをした。ちゅ、と小さく音をたてて。
「大丈夫よ。ティナ」
レイヴンさんが言った。
その声が優しくて、身体がら力がぬけた。少し低い、囁くような声は安心感があって心に染みこむ感じだった。

「あ……」
身体の中心に、熱い感触があてがわれた。
(痛いのかなぁ、やっぱし)
あたしは熱にうかされたみたいにぼんやりして、そんな事を考えた。
「ティナ、怖がらないで、力抜いて……」
後ろからあたしを抱きしめるレイヴンさんが囁きながら、耳に頬に、ちゅ、ちゅとくちづけてくれる。
レイヴンさんとあたしの上に覆いかぶさっているグランセスさんの身体は、筋肉質なのに引き締まっていてなんだか奇麗だ。その覗き込んでくる瞳も、優しい感じ。
ゆっくりと、ゆっくりとそれが入って来る。身体の中心を貫く痛みは、痛いというより熱い。
「いたっ……いたいっ……いっぃあああーーーっ!!」
あたしは悲鳴をあげた。
身体はレイヴンさんに捕らえられていて、挟むようにグランセスさんがのしかかっていて、ほとんど身動きもできない。
「ひ……」
圧迫感と痛みと衝撃と。息がつけずにぱくぱくと口をあける。
突き当たるとこまで入って、グランセスさんが緩やかに腰を使い始める。
あたしはそんなこと認識してる余裕なんかなくてただ、ぎゅっと目をつぶって耐えていた。
「ああっ、あっく、くぅっ、くぅぅ」
身体の真ん中がじんじんと、痛くて熱い。
「うぉ、すげぇしまる……」
「わたしより?」
「うん」
「正直ね」
「すまん」
至近で交わされるそんな二人の会話も、どこか遠くのことのよう。
「あんっ、ああんっ、ふあっ、あっ!」
「少しづつ、感じてきただろう?」
動きを緩めるどころか更に激しくしながら、グランセスさんが言った。
訳もわからず叫び出したいような感覚に、あたしは必死で頭をふった。初めて、涙がにじんで零れた。
だめ、もう駄目。たすけて。そう言いたいのに言葉にならない。
レイヴンさんの手がするりと伸びて、結合部に触れた。固く勃った突起を指先が捕らえる。
「やっ!やぁぁぁぁあああ!」
ぷしゃっ。何かが解き放たれる。電撃が駆け抜ける。頭が真っ白になる。
「容赦ないわね、グランセス」
「人の事言えるかぃ」
薄れていく意識の中でそんな会話を聞いた気がした。


潮風が火照った身体に心地いい。
まだ現実に帰って来れないぼんやりとした頭で、あたしは舷側にもたれて、レイヴンさんにもらったパインジュースをすすっていた。
まだあそこに異物感がある……。レイヴンさんは「はじめての時はそうなのよ」って笑ってたけど。
「ったくお前は。ちったぁ加減しろよ」
「うふふふー気持ちよかったクセにー♪」
グランセスさんがブツブツと文句を言っているのは、どうやらその後の二人のナニは終始レイヴンさんが主導権を握っていたらしく。
男の人のほうがヤられちゃうえっちって、どんななんだろぅ……。
見てみたかったようなそうでないような……。
「ティナは、気持ちよかった?」
不意に話をふられてジュースを吹きそうになる。
「…………う、うん……」
思い出してはカァっと熱くなる頬をはたはたと仰いだ。
「可愛いー」
舷側に肘をついていたレイヴンさんが膝をついて、あたしをぎゅっと抱きしめた。背の高いエルヴァーンは膝をついてもまだ、大きい。
「ティナ。大事なモン奪っちまったな。ごめんな」
グランセスさんがあたしの頭をくしゃくしゃと撫でた。
「楽しい時間をありがとう、ティナ。もしも無事に帰って来れたら、またイイコトしましょうね♪」
「え? 無事にって?」
あたしはその意味を聞き返した。
二人は語った。次のミッションは恐らく、闇の王の打倒指令だろうと。ズヴァール城に乗り込む。そんな話はまるで雲の上の話で、実感が湧かない。獣人勢力の王、闇の王。
そんな危機があることさえ新米冒険者のあたしは知らなかった。
「ミッション自体機密だからな」
「内緒よ」
レイヴンさんが片目をつぶる。その仕種にはまったく悲壮感なんてなかったように見えた。
それが本当に世界の危機であった事を知ったのは、随分後になってからの事だ。

セルビナ港が近づいて来た。
船は汽笛と共に、夜の港に入港する。
桟橋に、大きく手を振る友達の姿を見つけて、あたしは手を振り返した。



Glances Elvaan♂:F2a job:Paladin
Raven Elvaan♀:F3b job:Warrior
Tina-Erunki Mithra♀ :F6b job:Thief




end


ミスラとま..な小説を書きたくてしかも3Pw なんだかなー描写がしつこすぎました。
もちょっとさくっとあっさり書けるようになりたいなぁ


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