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2003.01.31 update |
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FanFiction Novel 「恋」: FINAL FANTASY XI |
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「はぁ……!」
待ち焦がれていた刺激を受けて、あたしの背筋を快感が走り抜ける。
注意深くあたしを観察しながら、彼が徐々に指を動かしていく。その表情はひどく真面目で、少し興味深げて、そして冷静だった。
「あああっ、あっ、あっ、んあっ」
刺激は敏感な襞と肉芽を捕らえ、あたしは大きく身体を仰け反らせた。太い指先であるのにその動きはとても繊細で、狂おしい程の快感を与えては焦らす。
「大丈夫か?」
愛撫を続けながら、真面目な顔でガウェンが問う。
あたしはそれに答える余裕なんかなくて、ただガウェンの胸にしがみついてこくこくと頷いた。
愛液が溢れて、脚を伝って落ちていくのが解る。だめ……我慢できない。
「お願い……きてっ……。いれてぇっ!」
あたしは、懇願した。
口には出さずに、彼はその意味を問う。
はっと我に返った。大きな掌が月光を受けててらてらと光っていた。あたしの、愛液で。
両手でその掌を引き寄せ、その指にキスをする、あたしの手首ほどもありそうな、その太い指に。
あたしは彼の膝から降りて、その掌を彼の膝に置いた。
興味深げに、彼はあたしのする事をじっと見ている。
「パーシヴァル?」
「ガウェン。ごめんなさい。あたし……我慢できない」
ガウェンはにこりと笑った。正直、笑うとちょっと怖い顔になる。
「中指を……立てて。そう……まっすぐに」」
彼の胸にしがみついて、あたしはその掌をまたいだ。ゆっくりと、腰を落としていく。まるい指先が襞に触れ、思わず身体が震える。
「あああああぁ……っ」
長く悲鳴を上げて、あたしは彼の指を胎内に受け入れた。太い指がぎちぎちと骨盤を圧迫し、先端は最奥の子宮口を捉えている。
「はっ、はっ、はっ」
苦しさに短く息を吐いて彼の胸に倒れ込む。
「随分と苦しそうだが?」
少し心配げにガウェンがあたしの顔を覗き込んだ。
「うん……っるしい。ガウェンの……ゆび……あたしの、中に、入ってる」
ぴくん、と、その指が動いた。
「うぁっ!」
その刺激に身体が跳ねる。
「す、すまん」
「っふ……いいの。ああ……ガウェン。動く、ね」
あたしは脚を立て、悲鳴を上げながらも腰を動かしはじめる。
ごつごつとした関節が膣壁を擦る度にじゅぶじゅぶと濡れた音が漏れる。
「ああっ、奥のっ、奥までっ、届いて、んぁっ、わか……る? ガウェン? そこが、赤ちゃんが、んぁっ、できるところっ……っあああっ」
あたしが言った。その時。
「ここだな?」
ガウェンが指を突き上げた。
「ぅあああんっ!」
倒れそうになるあたしを片手で支えて、彼は本格的に動かしはじめた。もぅ、自分で動く余裕なんかない。押し寄せる快感にただ耐えるのみだ。
「ひあっ!あっ!ひっ!あひっ!あああっ!!!」
「やめるか?」
「駄目っ!やめないでっ!ひあっ!もっ……もぅ、イク、イっちゃ……」
「イきたいんだな?」
「うんっ!イかせてぇぇあああああっ!」
あたしは遠くなりそうな意識を必死でつなぎ止めようと、彼の首にしがみついた。突き抜ける快感と痙攣が全身を支配し、そしてぐったりと力が抜ける。
指はまだ入れられたまま、動きを止め、彼はじっとあたしを見つめた。
「イったか?」
「……うん」
そんな素の真顔で確認しないで。は……恥ずかしい……。
あたしは今さらながらに恥ずかしくて、真っ赤になってうつむいた。
「ガウェン。ありがとぅ。ごめんね」
後始末を済ませ、彼の膝に抱かれながら、あたしは呟く。
「いやいや、なかなか楽しかった」
子供をあやすように、ゆらゆらと膝が揺れる。
「……楽しい?」
「ああ。ヒュームの男達が女に夢中になる訳がなんとなくわかったな。可愛いかったぞ、パーシヴァル」
「う、うん。まぁヒュームの場合、男も相当気持ちイイらしいんだけどね」
「ほほぅ……」
何が可笑しいのか、ガウェンがくすくすと笑う。
「消えたな」
「え?」
視線を追って目を向けると、遠くに見えていたボギーがいつの間にか消えていた。
ヴァナ・ディールの空が白々と明けはじめていた。
end
某うpロダにUPさせていただきました♪ 思いのほか好評だったようで気をよくしたりしなかったり(どっちだ) ガルカって...ないんですよねやっぱり..... あのサブリガの下はつんつるてんなんでしょうかやっぱり....
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